はたらく新妻・遠距離結婚日記 -11ページ目
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遠距離婚の理由

 遠距離婚生活110日目。
 このブログを始めるにあたり、きっと読者から聞かれるだろう質問ということで、簡単に説明を…。
 理由はたくさんはあります。
 「お互い転勤族だから」。赴任地でたまたま知り合っただんなさんで、今は二人とも知り合った土地とは別々のところで勤務しています。これからも、お互い2、3年ごとにどこへ行くのやらわかりません。行き当たりばったりで、うまくいけば同居できるしって感じで、その都度対処していこうと思っていますが、深く考えていないわけではないんです。
 「好きで始めた仕事だし、とりあえず5年そこそこで仕事は辞めたくないから」これまでの仕事が充実して得るものが大きかったからこそ、これからもまだ何かできるのではないか、残したいと考えます。もったいな~い。のひと言です。仕事を辞めて、しばらくして同じ仕事にまた就けるかというとその可能性は相当低いと思います。嫌々やっている仕事ならさっさとやめてほかのことをしています。
 「私が仕事を辞めないことにだんなさんの理解があるから」仕事を通じて知り合ったこともあって、お互いの働きぶりには理解があるつもりです。はっきりいって、別に私が仕事を辞めてもだんなさんは十分妻や子どもを食わしてくれる収入があるんですが。たぶん、同居するために私が今の仕事を辞めても、私はなにがしか別の仕事を探して始めると思います。もちろん、それぞれの両親の理解もいただいていることもありがたいです。
 「もろもろのことを含めてそれでも遠距離婚する意味があると思っているから」結婚して何が変わったかと言われると、生活実態はほとんど変わりません。お互い、深夜まで仕事して帰宅することも多いし、お互いを訪ねるほどの時間が取れない単発の休日なら一人で映画を見に行ったり、一人でお芝居に出かけたり、友達と食事したり、自由気ままに過ごしています。(ぶっちゃけそういうのがある意味魅力的ですよ、少々部屋が散らかっていても平気だし)大きく変わるのは精神面だけ。家族が増えるのは楽しいことです。あと「堂々とだんなさんに会いに行ける」のも重要。信じられないかも知れませんが、仕事柄、休日でも会社に居場所を知らせておく必要があるのです、二人とも。変な話なんですが、これ「恋人に会いに行く」とはけっこう意味が違うんです。
 「好きだから」だんなさんに曰く、「それ以外に何かある?」だそうです。ただ、結婚したいからしただけなんです。「遠距離婚」という枠組みには何のためらいもございませんでした。

 ちなみに、子どもはふつうに欲しいです。DINKSを目指しているわけではありません。どうやって子育てするか、いろいろと作戦を練っています。
 
 世の負け犬女性は、別に結婚したくないわけではないと思うんですが、みんなそれぞれ充実した仕事を持っていて、それを投げ出してまでついていくか…と、そういう甲斐性のある男と巡り合えないとか、そんな問題もあると思います。
 halはつまるところ単純に「欲張りだから」遠距離婚生活をしています。仕事も、大好きな人の妻になることもどっちもどりです。これに好きな人の子どもまで狙っているんですから、我ながらああもうこりゃ“欲張りの極地!!”
 でもさぁ。好きな人が転勤族だっていう時に、選択肢は「結婚して仕事を辞める」「結婚せずに仕事を続ける」の二択ではない!とただただそう思っていただけです。そういう理由で「負け犬」とされる女性が増えていたら悲しいことです。男の理解が悪いだけなんじゃな~い?ぶっちゃけ、家事も大好き(はなまるマーケット録画して見ちゃうくらい)なんで、じーーーーっくり家事に取り組める専業主婦生活もやってみたーい、けど。産休の時にできそうだしと、欲張り心を押さえています。

すぬーぷー

 遠距離婚生活109日目
 趣味や価値観の一致や違いって、結婚生活ではけっこう重要だと思う。ベースの部分の価値観は一致していても、趣味趣向ではけっこうお互い独自の世界を展開していたりしますが、それはそれでお互いの世界が広がっていいもんです。
 ピングー狂徒歴13年のhalですが、さいきん熱が上がってきているのはリサとガスパール(写真)。リサ(白♀)とガスパール(黒♂)は犬でもウサギでもない生きもの=フランスの絵本の主人公、なのです。風景を含めた絵全体がおしゃれだし、なんつっても仕草とか、やばい!めんこい!
 3年くらい前から注目してはいましたが、昨年クリスマス、リサとガスパールを梅田の阪急百貨店がクリスマス商戦のキャラクターに選んだのです。毎回凝ったディスプレイのショーウインドウも一面、“りさがす”の物語の世界を再現!もう、お子さまくぎ付け、新妻もくぎ付け。
 だんなさんとのクリスマスのお買い物中もそわそわです。今までなかなか手に入らなかったグッズも阪急のクリスマスショップで大人買いです。「リサとガスパールグッズ、ずっと欲しかった~」というhalに「なにこれ~。スヌーピーのまがい物みた~い。すぬーぷー!」。「…」一瞬、ほのかな殺意を覚える新妻でした。それからは、にやつきながらことあるごとに「すぬーぷー。すぬーぷー」とおちょくってきます。
 ところが、年末大阪に来ただんなさんは、ソファーで座布団や枕代わりに利用されているピングーのぬいぐるみと違い、本来だんなさんの席のはずのダイニングのいすにちょこんと座っているリサの縫いぐるみを発見!(いや、これがめんこいんですよ)「ぼくもピングーみたいにいつの日か飽きられて虐げられるのかも…」と戦々恐々なのでした。
 一方、ピングー生誕25周年記念の今年発売される、パペット付きスペシャルDVDボックス(キラ~ん)を「ほしいかも。ほしいかも。ほしいかも」とおねだりする新妻。だんなさんからは「ぴんぐーと、すぬーぷーと、どっちかにしなさい」というメールが…。そんなのむりむりむりぃっす。でもよ~。海の生きもの好き(マニア?)で「さかなくん」の異名を持つだんなさん「『ナポレオンフィッシュかマンタ、どっちかにしなさい』って言うわけぇ?」。「魚とすぬーぷーを一緒にするなぁ」たわいもない言い争いが今日も続きます…。

はじめますた…

とりあえず、最近遠距離婚日記を書きたいなぁと思っていたところなので、始めてみます。以後、お見知りおきを…。
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