25泊26日の旅 | はたらく新妻・遠距離結婚日記

25泊26日の旅

 突然の部長の言い渡しの後、3週間の東京出張&そのまま仙台出張をこなし、先日帰還した新妻です。

 25泊26日分の出張費精算というのもなかなかの作業でした。だんなさんと結婚後はもちろんのこと、出会って以来初めてのプチ同棲?共同生活を送った妻は、宿泊費を3週間分も●●します。なぜなら、だんなさんの家は、私にとって自宅(として会社に届けていない)ではなく、月々の単身赴任手当ももらってないから(うちの会社では結婚後に一度でも同居してないと別居している人に手当が付かない)、当然の権利なんです。宿泊費取り上げるなら、月々の単身赴任手当(帰省費用とかでるらしい)よこせってんだい。過去、1年半くらいさかのぼって。

 てなわけで、普通に考えても、出張には日当ってのが日々つくし、普通に日々の取材で使った交通費とかレシートたんまりで精算したので、すんごい金額がまもなく振り込まれる予定の新妻。さっそくなぜか「出張長者」呼ばわりの上、先輩にたかられている…今日この頃、皆さんいかがお過ごしですか?

 ってきっこさん風に、なっちゃうくらい、イノシシ社長のせいで始まった旅でした。


 だんなさんとの同居は大きなトラブルもなく、過ごせました。でも、基本的に出張で日々、奥さん1時、2時まで仕事して帰ってくるんで、これが同居なのかどうか?という疑問もありますが…。

 幸い、朝は若干ゆっくり目&職住近接なので、最初の1週間は、奥さんは朝ご飯を作ってました。でも、その後、さすがに毎晩遅くて疲れ果てていたので、ご飯をだんなさんも一緒に作るようになり、しまいには「寝ぼすけ奥さん」(だんなさん命名)になり、だんなさんがご飯を作って朝起こしてくれるという、逆「世界の朝ご飯」(byしっとこ)状態のくるうしゅうないって日々でした。ほとんど土日もなかったけど、週末の夜にはご飯を作りましたよ。

 だんなさんの方も結構土日仕事だったりして、私が時間があるときには、トイレやバスルームを使い勝手のいいように改造。奥さん勢力のクーデターをだんなさん王国で起こし、じゃんじゃん侵略していました。また、それも一興。まあ、だんなさんはどう思っていたのか分からないけど、既婚者からの助言もあり、だんなさんの世界を完全に浸食しないようには心掛けました。

 

 共働き夫婦の快適条件。「平日は少々部屋が乱れても気にしない」とかは実感しましたね。

 本当、私の方は出張の身の上で、逆にだんなさんが深夜にお風呂入れて待っててくれたり、「今日は帰り何時なの?」ってきいたり、奥さんみたいで…。

 しかもある朝、だんなさんも遅く起きた日に、用意されていた朝ご飯の品数が少ないときに、寝ぼけ眼で起きてきた「寝ぼすけ奥さん」は、「(おかず)これだけ?」という暴言を吐きました。ショックを受けただんなさんは「奥さんには絶対こういうことって言っちゃいけないんだな」と身をもってわかったようです。いやあ、お互い本当にいろいろ実感できてよかったね。ぶはははは。

 だんなさんの会社と奥さんの会社は目と鼻の先なので、そっと待ち合わせて夜ご飯を一緒に食べたり(でもその後また二人とも仕事なんだけど)、二人とも夜中帰宅になったとき、近所のバールで待ち合わせて一杯飲んで帰ったり、そんなこともしていました。もちろん、出先ではなく会社に出る日は通勤は一緒だし。


 そんなプチ同棲生活。「私出て行きます!」って言わなくていいんだけど宣言して、新妻が仙台に旅立ったあとには、だんなさんはとっても強い喪失感を感じていたことでしょう。3週間同棲していた女が突然出て行っちゃったんだから。