はたらく新妻・遠距離結婚日記 -3ページ目

久しぶりの週末婚

遠距離“新婚”生活194日目。
 ちょっとだけ、改札内がリニューアルされた新大阪駅で夕飯をかき込んで、最終に近い新幹線で、上京。タクシーでだんなさん宅に着いたのは23:30ごろでした。今週は連日、午前1時、2時までお仕事していただんなさん。「片付けてない」とは聞いていましたが…。くすす。お部屋は脱ぎ捨てられたシャツなどで豪快に乱れていました。いわゆる、泥棒に入られちゃったみたいな惨状…(^_^)

 いそいそと床に散乱した書類などを片付け、洗濯物を分別。ソファカバーをきれいにかけ直して、床はささっと○○ワイパーで掃除して…。何とか、見栄えは良くなりました。明日は朝から洗濯だ!
 0時半ごろお風呂に入っていると、電話がしつこく鳴っています。少しだけ早めに(これでも早め)帰ってきただんなさんが、深夜までやっているスーパーで明日の朝ご飯の食材を買ってきてくれるとのこと。「だんなさんが食べたいものでいいよ」とお願いして、たまっていたお茶わんを洗いました。すると、買い物が済んだだんなさんが帰り道にまだ電話してくる…。「もう、おうちで待っているんだけど…」「いいじゃん」。
 だんなさんが帰宅して、お風呂に入っている間に、お米を洗ってご飯を予約。マニキュアを塗り直しました。ソファに腰掛けて、待っていると泊まり明けの新妻はうとうと…。明日はお昼からだんなさん方の●●家の墓参りです。どんな人が来るのか聞こうと思ったけど、明日に後回しにして、ぐっすり眠りました…。

最後の言葉

さくら 

 遠距離“新婚”生活192日目。

 今年は阪神大震災から10周年。1/17付けの新聞は、それはもう泣かせる話でいっぱいでした。というか、涙なしには読めなかったです。あの日の夕刊。だんなさんも子どもも一瞬に失って自分一人残されてしまった奥様の話とか、もう想像を絶する悲しみです。

 その中で印象に残ったエピソードが一つ。お子さんを震災で失ったお母さんは、今でも、お子さんと寝る前に交わした最後の言葉を悔やんでいました。「早く寝なさい」とか「おやすみ」とかごく普通の会話だったと思います。それをそのお母さんは、どうして「あなたのことが大好きよ」って伝えてあげなかったんだろうって悔やんでいるんです。10年たった今でも。

 佐世保の小学校で起きた事件の被害女児のお父さんも言っていましたよね。最後に交わした言葉が「忘れ物はない?」だったと。まさかそれが最後の会話になるなんて…と。

 その記事を読んでから、だんなさんとの電話の度に、なるべく小言を言って切ったりするのはやめようと思うようになりました。むしろ、相手を気遣う言葉や想いを口にして切りたいなと。そして実践しています。大好きな人にとっての最後の自分の記憶が、嫌なものでないように、自分が後悔するものでないように。遠距離婚生活であればこそ、余計に言葉を大事にしたいです。

 こんなことをだんなさんに言うと、すぐ「死んだときのことなんて考えないで」と言われます。新妻はなぜか、刹那的というか、短命思考というか、人生何があるか分からないと考えているタイプで、ついそういうことを考えてしまうんです。だって、自分がどんなに気を付けていても、病気でなくても交通事故とか何に巻き込まれるか分からない時代ですから。そういうニュースが多すぎます。遺言って必要!今すぐにでも用意しておくべき!とか、思ったりします(実際は用意してませんが)。その割にはだんなさんとの老後をかなり心待ちにもしているんですけど。

 だんなさんと家族になるにあたって、臓器移植カードを書き直さなくちゃなと思っていました。結婚前まで、新妻は、目の悪い祖母を持っていたこともあって「あげられるものはなんでもあげる」とすべての臓器に○を付けたカードを持っていました。同意家族は同居していた姉のサインでした。でも、今はカードを持っていません。だんなさんは新妻の臓器提供には反対だからです。新妻はだんなさんの気持ちも大切にしたいので、しょうがないなと思ってますが、献眼くらいは許して欲しいなぁと訴えております。

 何が最後の言葉になるか分からないからこそ、日々大切に真剣に言葉を交わしていたいと願っています。一番身近な家族に、自分の本当の気持ちを伝えられていないなんて、何としてでも避けなければ。

 写真は今年一番満開のころの桜(大阪市内、仕事場近くにて)

 

 

だんなさん方の墓参り

 遠距離“新婚”生活191日目。

 今週末上京したついでに、なんとだんなさんの親せきと墓参りに行くことになりました。ドキドキ。

 もともと、結婚式には家族と友人を中心で呼んでいて、だんなさんのおばあさま以外の親せきには、結婚半年後の現在も会っていない新妻…。だんなさんの親せきは関東に多いので、だんなさんが東京転勤になる前から「GWにあいさつ回りしようか~」とは言っていたんですが。「どうせなら、早めに」というだんなさんの提案で、親せきに連絡を取ってみたところ、ちょうど今週末お墓参りに行くから、その場へ行くことに…。ドキドキドキ。墓参りの後にお食事会だとか…。ドキドキドキドキ。

 なんでも、叔父夫妻、叔母夫妻、叔父従兄夫妻とその子、もしかしたら従姉妹の計9人が来るとのこと。新妻包囲網ですよ…。四面楚歌。墓参りって何着ていくんだ?とかそういうところから、右手と右足が揃って前に出始めている新妻です。髪の毛、真っ黒にしなくていいのか?とか、訳分からないことを考えてます。

 おとなしくだんなさんの陰に隠れていようと思います。というか、月に2回くらいしかだんなさんの面倒を、見に来ない嫁って…。どんな風にうつっていることやら…。おろろ。でも、新妻のことだから、会食の時、やることないからって、バクバクご飯食べちゃうかもしれないなぁ…。「あら、○○のところのお嫁さんはよく食べるわねぇ」なんつって。我ながら心配。え、のども通らない?やばいなぁ。

 前日にだんなさんに、親せきの方々について講義受けないと…。一気に9人に会っても顔と名前が一致しないよぉぉ。おろろ。お土産っているのかな?墓参りなのにいらないか…。じゃあ、墓前に供えるお花とか?どこかに「初めての墓参り~嫁編~」ってないかしら…。

 

幸せオーラ

 遠距離“新婚”生活190日目。

 土曜日に、友人の結婚式の二次会に出席してきました。昨年入籍し、今年に入ってからたった3カ月で準備したとのことでしたが、公園の中にある洋館を使ったレストランでの素敵な二次会でした。挙式(人前式)も披露宴も二次会も同じところでできて、しかも、最近流行りのゲストハウスウエディング会社の建物とかではないところがポイント高いです!大阪-横浜の遠距離婚なのに、本当によく準備頑張ったよ!偉い!手作りものとかもしっかり作ってたし、だんなさんも席次表作ったり直前までがんばってたし。

 二次会には久々に会う友人や昨年末に結婚した先輩などとも話しができて、それもうれしかった。先輩は3月末で退社して、だんな様のいる仙台へ移ったのですが、今のところは「主婦業が得意なわけではないし、しばらく習い事したり、旅行いったりしようかなって、だんなさんは置いて…」と、何ともうらやましいことをおっしゃってました。もともと語学スキルに長けていらっしゃるし、才能豊かな方なので、すぐに仕事も見つかるとは思いますが。「けっこう迷ったんだけどね…」って、でもなんか楽しそう…。ちょっと、いざなわれました。新妻。でも、もうちょっと、しっかり働いて貯金しないと…。

 それにしても新郎新婦は、高校時代?からのお付き合いを30歳にしてようやく結実したということで、本人はもとより、今まで彼らを見守ってきた親族はじめ周囲の人々、みんなから幸せオーラが…。ある意味「そういう幸せオーラをもらえるから、結婚式っていいよね」って。女性陣で話していました。

 帰りに男性の同期(既婚)とも話していたんだけど、入籍してそのまま式やらないままなし崩しになっちゃうパターンもありがちなのに(実際そういう女友達いるしな)、よくがんばったよねぇって。今回の式は友人の一人が「奥さんがしたいって言ってるんだから、ちゃんとした方がいい!」って強くだんなさんに言ったことにも起因しています。3カ月でもすごくしっかりした素敵な式ができるんだもの。3日で10軒式場回ったっていってたなぁ。新妻もGWの間に、新妻親とだんなさん親へのあいさつと、式場探しを一気にやってのけましたから。時間や暇がなくても、みんななんとか準備しちゃうものだよね。

 やって、損なことなんてないと思う。こういうときでないときちんと皆さまへのお礼もできない。式やパーティって、本人たちはもちろんのことだけど、本人たちのための部分なんてもともとほんの一部。親とか友人とか周りで支えてくれる人々への感謝祭が中心のひとつような気もします。そして、何より、みんなを包む幸せオーラ。

 婚約中の後輩カップルも来ていたんだけど、「一応来春の予定だし」とのほほんとしているから、「そんなこと言ってるけど○○でやりたいなら、いい日取りは半年前じゃ遅いわよ。さっさと下見、下見」と新妻けしかけときました。「ほら、部長が来てるんだから二人であいさつしときなさい」って、完全におばちゃん。まあ、こればっかりは本人たちが動かないとどうしようもないけどね。新妻は幸せオーラをまた浴びたいのです。

 

 

実録:興信所に恋愛相談するストーカー男 後編

遠距離“新婚”生活188日目。

 前編のあらすじ~午後のコーヒーショップで探偵の女性とあうキレリーマン。「下の名前しか知らない」彼女と連絡が付かなくなったから、彼女に渡している自分名義の携帯の通話履歴から、彼女の友達を捜し出し、彼女が言った「しばらく一人で考えたい、そっとしておいて」という言葉の意味を確かめたいという…。

 

 しゃべり続けるキレリーマン。しかも、依頼内容はかなりあやしい…。でも「お客さまは神様です!」探偵女性は、たんたんと受け答えを続ける。にしても、あんたが通話明細持ってないから話が前に進まないんですけど!って心の中で思ってるんじゃないかなぁ。

キレリーマン「明細書ってなんですぐにでないわけ?俺の名義なのに」

新妻心の声(それって、探偵さんに言うことじゃないですから)

探偵「本人であれば、出るはずなんですけどね。ショップに行かれました?ド●モですか?」

キレリーマン「a●ショップわざわざ行ったよ。」

探偵「携帯本体を持参しろとかいわれました?携帯本体が必要な場合もあるんですが」

キレリーマン「言われてない。でも、すぐに出さないんだよ。1週間かかるとかいいやがって」

探偵「そうですね。そのくらいはかかるかもしれません。ショップに行かれたのはいつごろですか」

新妻心の声(探偵さんは明細書の取り方指南に来たわけではないのに…かわいそう)

キレリーマン「31日かな。つーか、もっかいかけてみるわ。a●に。電話していいっすか?」

と、携帯を取り出すキレリーマン。でかい声でa●に電話。超最悪クレーマーと化しました。

 

キレリーマン「ちょっとさー。あんたの所の店で明細書出してくれって言ったのに、いつまでかかってんだよ、ごらぁ。あぁ?こっちはわざわざ行って頼んでんのによぉ。俺の名義なのに、何ですぐに出ねぇんだよぉ。」

いきなり態度XLで話しだすキレリーマン。 どうやら、電話を別部署にまわされて保留状態。その間にまた探偵さんに話し掛ける。

キレリーマン「つーかさぁ。彼女がそっとしといてっていうのはなんなんだろう?」

新妻心の声(ていうか、とうとう恋愛相談ですかぁぁぁ!探偵さんの返答に注目!)

探偵「まあ、けんかしたあとっていうのは、誰でもかぁぁっとなっちゃいますからね。しばらく落ち着いて考えたいんじゃないんですか?」

新妻心の声(大人だ!さすが、お客さまは神様…)

キレリーマン「俺、もうどうしたらいいかわかんなくって…」

新妻心の声(どうしたらいいかわかんなくって、興信所ですか!あいたー)

再びa●の担当者が出たようだ。探偵さんへの恋愛相談とは打って変わってさらにヒートアップするキレリーマン。

キレリーマン「ちょっとさぁ。何度も何度も頼んでんのによぉ。俺の名前は●・イ・ト・ウ・●・ヨ・シ!番号は090の…●●●●…」

新妻心の声(おいおい、あんたの個人情報バレバレですから~)

キレリーマン「だから、そっちが一週間で出すって言ったんだろ。そんなん来月分と一緒に送るとかしらねーよ。そっちが言ったんだから、そうしろよ」

新妻心の声(無理なものは無理って言われてるんだから、はやくあきらめようよ)

キレリーマン「だから、●井とかいうやつが、1週間っていったんだよ。言ったんだから出せよ」

新妻心の声(あんたも大人なんだから、駄々こねるのやめようよ)

キレリーマン「もう、あんたじゃ話にならねーよ。責任者出せ、ごらぁ!」

 

ツー・ツー・ツー。

 

いや、違ったまた保留のようです。即座に悩めるキレリーマン、探偵さんへの恋愛相談も続きます。

キレリーマン「電話に出てくれないとかさ。連絡取れないとかさ。もうわけわかんなくって。払えそうな金額ならすぐ払うからさぁ」

探偵「…」

 

とまあ、このへんで新妻は退散したのですが。キレリーマンのあまりの悲惨さ(やばい大人にすっかりなってしまったこと)に、涙が出そうでした…嘘。

 

はっきりいって、わけわかんないのは、おまえじゃーーー!いい年こいて、下の名前しか知らない女性を「彼女」と勘違い。口の利き方も無礼千万。うーん。彼女に自分名義の携帯持たせるって時点でどうかと…。連絡が付かない→興信所という発想が怖いよぉぉぉ。ガクブル~。

こういうことを相談できる友達もいないのぉぉ?ということが問題。あぁぁ。まじでこんなに恐ろしい人に、つきまとわれたら恐怖ですだよ…。

実録:興信所に恋愛相談するストーカー男 前編

 遠距離“新婚”生活186日目。

 午後のコーヒーショップでの出来事です。

 おやつの時間あたりに遅めの昼食をとりに、某コーヒーショップにいった。スパイシーなんとかドッグをパクつく私のとなりに、携帯で「おらぁ。話にならねぇよ、社長出せや、ごらぁ」とやたらキレキレで話しているサラリーマンが座った。こんな営業?卸問屋?の人って最近じゃ珍しいわぁぁとのんきな新妻でしたが、その男性のもとに「いやいや、どうも、初めまして」と女性がやって来てから、事態は思わぬ方向に…。

 どうもその女性、信用調査会社いわゆる、興信所の方だったようです。べたな言い方だといわゆる探偵。見た目はめちゃ普通でした。服装はカジュアルだけど小さくてかわいらしい感じ。キレキレサラリーマン(以下、キレリーマン。40歳前後?白髪交じり、メガネ、若干デブ、Yシャツにネクタイ姿=格好はいたって普通、歩いているのに携帯のドライバー用イヤフォンを使っていて奇妙)は、「で、調べられるんだよね?」。

探偵「はい。ですから、通話明細書からあたっていくことは可能です」

キレリーマン「いくらぐらいかかるの?」

探偵「明細書を見ないと…件数によりますから」

キレリーマン「それがまだ、出してくんないんだよね。俺の名義なのに、出さないもんなの?」

探偵「はぁ。個人情報保護法の施行もありますし。お手元にお持ちだと思ったものですから。それを見ないことには、費用はなんとも」

 

どうやら、キレリーマンは通話明細に載っている番号から個人を特定して欲しいようだ。でも、なぜ自分の携帯なのに?

キレリーマン「いやあ。彼女とけんかしちゃってさ。一週間ぐらい前なんだけどね。連絡取れないんだよね」

探偵「はぁ」聞きながらまじめにメモメモ。

キレリーマン「なんつーの?『しばらく考えたい』とかいってさ。でも心配になっちゃうでしょ?」

新妻心の声(それって、別れるためにぶっちしてるだけ何じゃないんですかぁぁぁ)

探偵「はぁ。お住まいとかには?」

キレリーマン「いや、住所は何となく分かるんだけど。あと、彼女の下の名前は分かるし、彼女の友達にもあったことあるわけ。二人の下の名前も分かるの」

新妻心の声(てか、彼女なのに、なんで下の名前しか知らないですかぁぁ?それって源氏名じゃ、ぼそっ)

キレリーマン「でさー。なんつーの?友達にさ、彼女の気持ちを確かめてもらいたいって思って、あきらめて欲しいなら、あきらめればいいわけだし。いや、そうじゃない。考える時間が欲しいだけなら、そうなんだろうし。だから、明細から割り出して欲しいの。友達のを」

新妻心の声(なんだそれーーー?)

キレリーマン(しゃべり続ける)「俺の名義だからさ。彼女の携帯。だから明細ってとれるでしょ?それから調べてくれるんだよね」

探偵「はぁ。番号が載っているわけですから、1件、1件あたっていきます」

キレリーマン「いくらかかんのかな?」

探偵「件数によるわけですから…(しばし考え込んで)1件1万円ですかね」

新妻心の声(ほぇぇぇーーーー)

 

この時点で、探偵さんからはかなりの疲労の色がうかがえる。このキレリーマンのとんちんかんな依頼。

彼女(彼の中では、だがしかしどうして、下の名前しか知らない)は、けんかのあと、「しばらくそっとしといて」と連絡を断ったんですから…それって…。あのーーーいわゆるーーーみたいな。というか、初対面の人にため口なこの困ったちゃん。さらに、手の付けられない状況になります。

 

続く…

 

癒しなにりたいけど…。

 遠距離“新婚”生活185日目。

 「男はストレスで黙る」。そんな言葉が、某メルマガに載っていた。確かに、確かに。女はしゃべってスッキリするけど、男の人って自分の中で答えがある程度出るまで、話す気になんかならないかもしれない…。

 だんなさんは、転勤した新しい環境で四苦八苦な毎日のようです。それが電話からも伝わってくるわけですが、少し状況を教えてくれては「男はストレスで黙る」…んですよね。電話口で…。新妻何とか励ましたいんですけど、癒やしてあげたいんですけど。新妻が電話口でワーワー言っても、うるさいだけ?「ただ側にいてあげる」ということができないのが、とっても辛くなって「ごめんなさい」と謝るばかりです。 

 こういうときって、どうするのが一番いいんでしょうか?全然別のこととか話しても、すぐため息で、返事もまともに返ってこなかったり…。遠距離夫婦としての悩みといえば悩み。側にいたら側にいたで、そっとしておくしかなくて、奥さんはどうしようもないのかな?でも、代わりにおいしいご飯をつくってあげようとか、いつもより一品増やそうとか、なんかできそうじゃない?ただ、そこにいるだけでいいじゃない?

 むー。

 姉が「●●くん(だんなさん)はとてもいい子だから幸せになって欲しい。なのに○○(新妻)と結婚しちゃうなんて…」と憎まれ口をたたくのですが、だんなさんに「どうすれば幸せになる?」と聞いたら、「○○が魚影部に入ればそれで幸せ…」だって。

 …。

 「あと、一緒に品川の新しい水族館に行ってくれたら幸せ」。…。「水族館なら喜んでいきますよ!」といったら、「水族館は魚影部に入るための、知識の勉強」なのだそうだ。道は険しい…。でも、だんなさんを幸せにするために、新妻は頑張ります。

 

 

 

新妻、胎教と情操教育について語る1

 遠距離“新婚”生活184日目。

 子どももいないくせに、子育てなんか語る気か!と、お怒りの皆さん、落ち着いて下さい。新妻が語るのは「脅威のIQを持つ3人の子どもを育てた母からの教え」であります。小耳に挟んでおいて、損はしません。損はしませんが、それを子育てに生かそうと思ってもすでに手遅れの場合があります。だって、それって妊娠した日から始まってるんだもん。それについてはご了承下さい。

 新妻3人兄妹なんですが、この3人。小さいときから学校の勉強にあまり苦労したことありません。なんというか、小学校上がるまでは神童の域(その伝説はまた追って)。小学校の場合、先生の言っていることが、言ってるままほぼ100%授業中に理解できるので、家に帰って勉強したことありません。「学校の授業が勉強するところであって、それ以外は勝手にさせてくれ」という感じでした。学校の授業を聞いているだけで、テストは100点でした。これ、ほとんどIQの問題のようです。 IQが高ければ、うぎゃーとかほぎゃーとか言ってはいけない場面で言ったりしません。だって、そこで言ってはいけないことまで理解してますから。そこであえて騒ぐ場合は本人計算のうちです(恐ろしいけど)。

 小学校以後、どうなったか?新妻は勉強だけでなく、体育も家庭科も美術も音楽も得意でしたので、オール5連発でした。さらに、相対評価ではなく絶対評価で取りやすい高校3年間は通しでオール5でした(ちょっと自慢)。というわけでこの3人を育てたマイ母上から聞いた話をここに記します。はっきり言って、私が身ごもった場合、同じことをやれる自信がありません。

 IQの高い子どもを育てるために何が大事か?すべては「3つ子の魂百まで」です。3歳までの教育をかなり完ぺきに我が母はこなし、あとは、まじでびっくりするくらいのほったらかしです。というか3歳までに読み書きできるようにしますんで、あとは、勝手に子どもは自ら学びました。さらに言うなら、0歳児からでは遅いです。我が母「胎教命」でした。

 胎教?といっても、モーツァルトを聴かされた可能性はゼロです。そういうんじゃないんです。IQの高い子供を産みたいなら、妊娠初期にDHA(ドコサヘキサエン酸)を摂取することです。これしかない!。少なくともわが家の場合は…。

 母が妊娠を自覚してから実践したこと(脳が形成されるのは妊娠初期なので、自覚後すぐでなくてはダメ)

 1.煮干しをおやつ代わりにひたすらかじる(DHA!DHA!)。食事も魚中心で。

 2.生水を飲まない、水が飲みたければ牛乳を飲む

 3.カフェインを取らない=緑茶、紅茶、コーヒーをいっさい飲まない

 4.炭酸飲料を飲まない

 5.酒を飲まない

 6.もちろん、たばこを吸わない(もともと吸わない)

 7.頭を使いながら働く、動く(上の子二人の時は良く仕事で暗算していたので二人は理系、3人目の時は暇で本をよく読んでいたので3人目は文系と母談。超適当)

 これだけで、新妻的には厳しいです。酒、たばこはやらないにしても、お茶も飲んじゃいけないの?ましてや水まで…DHA摂取に命を懸けます。

 続く…

 

名前しか、いや、名前さえ変わった気が…

 遠距離“新婚”生活183日目。

 結婚当初から遠距離婚生活を続けている新妻とだんなさんです。結婚して何が変わった?って、ほとんど何も変わってなーーーーーーーーーーい!まじで。変わったのは心持ち…のみ。

 夜中に酒飲んで帰っても怒ってくれる人はいません。ときどき、おうちの中がけっこう汚れてしまったりしていても、平気。だんなさんが来る前日に、睡眠時間削って片付けたり…。お茶わんの洗い物が1日くらい貯まっていても平気。洗濯物も1日じゃ、洗濯するほどたまりません。ぶっちゃけ、週に1度でもオッケー。あぁぁ。だって、はたらく人妻何ですもの…え?兼業主婦はみんな、ばりばり、やってる?まあ、これが遠距離婚のある意味、醍醐味であります。同様にだんなさんもマイペースに暮らし、洗濯物は一気にやっつけ、お掃除も新妻が来る日の前日にやっていることが多いようです。頑張りすぎないこと、これ大事です。

 結婚してだんなさんの態度が冷たくなった?ぜーーーーーーんぜん。ずぇーーーーーーーーーんぜん。です。むしろ、そんじょそこらの新婚さんより、永遠に新婚気分で暮らしています。会うたびに新鮮、新発見。というかですねー。日ごろ会えないから、会ったら基本的にバカップルですね。べたべたくっついてます。はい。一緒に歩いているときは、手をつないでいます。ずーーーーっと。電車に乗って隣に座っていても手をつないでいます(うざい?)。

 新妻的には仕事は旧姓でやっているので、親せきといないと(親せきから手紙が来たりしないと)あんまり実感しません。相変わらず、サインするときは混乱してます。旧姓の口座と旧姓のカードをひそかに持ち続けているので、それも混乱します(なんか、だんなさんが借金作ったときに、それが役立つからと昔聞いたが、だんなさんにはそんな心配はひとかけらもないですね、でも、会社が出張先のホテルをとった場合=特に海外、旧姓のカードがないと身分証明や支払に苦労すると先輩女性に聞きました、会社は何も考えずに旧姓で予約したりするので)。一方、調子に乗って新姓の口座と新姓のカードも作ったので、余計混乱してます。郵便屋さんが一番混乱してます。

 結婚の理想と現実のギャップ?うーん。離れて暮らしているため、奥さんには優しすぎるくらい今も優しいです。結婚してから冷たく…なぁんてちっともなってないよなぁぁ。幸せ。会うたびにプレゼントをくれそうな勢いなので、何かの理由がない限りは丁重におことわり…でも、会って何ヶ月目とか、結婚して何ヶ月目とかなんでもありになってしまいそう。あぁぁ。甘やかされてます。新妻。というか、一緒にいるときに、アクセサリーとか自分でほしいものを買おうとすると「買っちゃだめー」といわれ、だんなさんが買いたがります。ありがとう。だんなさん。だんなさんがくれた物リスト(何の時になぜくれたか)を作らないといけない勢いです。

 てなわけで、新妻は、のんきに平和に結婚して「こんなはずでは…」と感じたことは一度もないです。はい。幸せ者です。そこまで計算して結婚した可能性があります。気を付けろ!(誰が?)

新妻の引き出し

 遠距離“新婚”生活182日目。

 新妻はかなりたくさんの引き出しを持っている。興味というか好奇心が広くて浅いせいで、人見知りのわりには、仕事先の40~50代のおじさまから子持ち主婦、ワカゾーサラリーマン、年下の女の子やバリキャリの女性などなど初対面の人に話を合わせるのは得意である。

 だんなさんがお気に入りの新妻の引き出しは、昔のアニメソングや番組主題歌。「なんで、そんなのおぼえてるの~?」って歌まで、テレビっ子新妻はノリノリで電話口で歌ってあげます(はたから見るとかなり頭悪い感じだけど)。

新妻「ごめ~ん。邪魔しちゃった?」

だんなさん「邪魔じゃないよ~」

新妻「おっじゃま、じゃまじゃま~、おじゃまんが♪」

だんなさん「なにそれ~ぎゃははは」

のんきで平和な夫婦です。

新妻的にもいつどの引き出しを開けてしまうか、予想がつかない…。あとでネットで調べて「あ~、『おじゃ漫画山田くん』ってあったよね」と我ながら思ったりします。

 で、これが時々思わぬ展開を呼んだりします。新妻はあくまで浅~い知識しかないのに、その方面に「詳しい」「興味がある」と勘違いされてしまうんですね。今週末、土日勤務で働いている新妻ですが、昨日もこんな出来事が…。

 ある分野の上司(我が社では専門性がある程度決まっています)と話していたときのこと。つい、その上司の専門に関係ある展覧会に「この間出張の空き時間に行ってきた」という話をしてしまいました。単に、仕事とまったく違う本人の「ゲテモノ見たさ」的興味で行っただけなんですけど…。実は、以前にもだんなさんの春からの担当がその上司の専門分野なので、いろいろとその専門について聞いていたりしていて。昨日もその後、新妻の引き出しにたまたま入ってた「誤嚥性肺炎」(どんな分野か分かりますな)とかについてその上司と語ってしまった訳なのです。

 すると、仕事が終わったあと、「ねえ、●●(新妻)は、将来はどういう分野にいきたいんだ?こっち分野に興味があるのか?英語はどのくらいできるんだ?」的質問をされてしまい…。素人興味しかない新妻は、あわわ…。一応、別に希望している分野があったりして、その説明をしたんだけれども、さらに、電話でも「さっきの話なんだけど…」と詳しく聞かれて、焦りました…。新妻的には同業他社なので、だんなさんとまったく同じ専門にはなりたくなかったりします。確かに、現在のその分野の担当者の後継を探さなくてはいけない時期なんですが…。めっそうもございませんよぉぉぉ。だんなさんから「この分野はたいへんだよ」って聞かされてるところなのに…。